伯柔術(ブラジリアンじゅうじゅつ、葡: Jiu-jitsu Brasileiro、略称BJJ)は格闘技、武術の一つである。
創始者の名前からグレイシー柔術とも呼ばれる。
ブラジルに移民した日本人柔道家・前田光世が自らのプロレスラーなどとの戦いから修得した技術や柔道の技術をエリオ・グレイシーやカーロス・グレイシー、ジュルジ・グレイシーなどに伝え、彼らが改変してできた。
ブラジルではリオデジャネイロを中心にサンパウロやクリチバなどで、長年にわたって盛んに行われている。
伯柔術とは、護身術と格闘技という側面があるが、最初に前田光世から手ほどきを受けたエリオ・グレイシーは小柄で喘息持ちであった。そんな彼でも自分の身を守り、体格が大きい相手や力のある相手でも勝てるように考え出されたのがグレイシー柔術すなわち伯柔術である。
それらは、寝技の組み技主体であるが故の安全性の高さや、全くの素人からでも始められるハードルの低さから、競技人口が急速に増加している。第一回UFCから現在に至るまでの総合格闘技での実績から、最強の格闘技としての名声を守り続けている。
伯柔術は「柔術競技」「バーリトゥード」「護身術」を3つの柱にしている。
稽古は「柔術競技」を中心に行われ、この競技において上達すると「バーリトゥード」で強くなるように考えられている。
しかしながら、柔術競技は寝技の組み技が主体のため、安全性が高い着衣格闘技である。
「バーリトゥード」は原則着衣無しの『なんでもあり』の試合(総合格闘技)で、稽古では「柔術競技」との細かな技術的な違いを中心に教えられる。実際に技を掛け合う乱取り稽古は諸々の現代格闘技と同じくスパーリングと呼ばれる。
他の武術・格闘技では、実戦=バーリトゥード(何でもあり)、と考えがちだが、伯柔術ではバーリトゥードと護身術を区別して捉えている。ただし、一部を除いて、日本の伯柔術の道場では、完全な競技柔術のみを教えているところもあり、護身術の稽古はほぼ全く行わない道場が多い。
もともと何でもありのケンカでは強いのは打撃であり、組技は実戦では役に立たないと思われてきた。
そんな中で1993年11月12日、グレイシー柔術のエリオ・グレイシー(カーロス・グレイシーの弟)の息子ホイス・グレイシーが、UFC 1(反則攻撃が目潰し、噛み付きのみの格闘技大会)で参加選手中、最軽量だったにもかかわらず優勝し、一躍伯柔術が脚光を浴びた。
その結果、全米中の格闘技の道場やジムで伯柔術が普及し始めた。
日本でも格闘技イベントPRIDEの影響でヒクソン・グレイシーやホイス・グレイシー、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラなどの柔術系の選手を見て、伯柔術を始める人が増えた。
日本では、1998年(平成10年)に渡辺孝真を会長とした日本伯柔術連盟(BJJFJ)が設立された。
また2008年(平成20年)2月に、ヒクソン・グレイシーを会長とする全日本柔術連盟(JJFJ)が設立された。
JJFJは2008年(平成20年)12月に一般社団法人になった。
2009年(平成21年)11月にはCBJJE JAPANが発足し、日本伯柔術連盟の副会長を9年務めた谷タカオが代表に就任した。
ブラジリアン柔術はあらゆる格闘技の中でも老若男女問わず、何歳からでも始められる競技です。
護身に優れており、生涯スポーツとして楽しめることや、著名人の方も多く嗜んでいることから、ここ近年急速に人口が増え、各地で頻繁に試合が行われています。
カテゴリーが細かいので、(年齢、性別、帯色、体重等)自分の実力や体力レベルに合わせて試合に出場することができ、モチベーションを保ちやすいのも魅力の一つです。
大阪のSTYLEでは、水、金、日、と週3回クラスを設けており、ブラジリアン柔術の技術を正規に受け継いだインストラクターが初心者にもわかりやすく丁寧に指導致します。
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ゆるーくのんびりやっていますので、気軽に見学、体験等お待ちしております。